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J. Brahms: CONCERTO No. 2 FOR PIANO AND ORCHESTRA IN B-FLAT MAJOR OP. 83
Ya. ZAK. LENINGRAD STATE PHILHARMONIC SOCIETY SYMPHONY ORCHESTRA.
Conductor K. Zanderling
ブラームス/ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83
ヤコフ・ザーク(ピアノ)K.ザンデルリンク指揮レニングランドp.o.
MELODIYA D4718/04719(a)
1937年第3回ショパン国際コンクールで、夭折の天才タマルキーナ、名匠マルクジンスキを抑え優勝したロシアの巨匠ヤコフ・ザーク(Zak Yakov; 1913-1976)について故佐藤泰一氏がその著書の中で次のやうに語っておられる。
「無論ショパン弾きとしても後世にそのスタイルが伝えられるものを残したが、ベートーヴェンやブラームス、特にコンチェルトのような大曲に他音追随を許さぬ数多の名演を行った。・・・残念ながら、ザークは完璧主義者だったのか、これらの演奏はほとんどレコーディングにのこされていない。(佐藤泰一『ロシアピアニズム』、ヤングトゥーリープレス、2006年)」。
ザークによるこのブラームスの第2協奏曲の演奏は、同胞のギレリスやリヒテル、若手のイゴリンスキーらによるの同曲の演奏に特徴的な轟音を響かせ力感が前面に出ている剛毅な表現と異なり全楽章を通じて優雅な抒情性が感じられるところがショパンを得意とするザークらしい。第四楽章は明澄で柔和な音色で実に軽やかに弾き進め清冽な雰囲気が横溢している。また指揮者のザンデルリンクはとりわけブラームスを得意とし、そのしなやかな弦楽の響きが快い。ちなみに彼がこの協奏曲をリヒテルと協演した際のライヴ録音(1951年3月20日)がCD化されている(第一楽章冒頭でホルンが最高音をミスっているがライヴでは良くあることでN響もアラウとの協演でやったのを聴いた記憶がある)。
当LPは盤面に全く瑕は見られないMINTレヴェルで殆ど使用の痕跡はみられない。ジャケットもデザインも含め実に美麗である。
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